「普通のバッグをタンクに付けられるようにしたかった」──BULLET/塚原学
BULLET/バレットは、ミリタリーやワークアイテムが持つ、シンプルでタフなディテールを採用するバッグ
ブランド。機能的で質実剛健なアイテムは、カメラマンやメッセンジャーからも絶大な支持を受けている。
ここでは、そのデザイナーである塚原学氏に、ナビINタンクバッグとリバーシブルタンクバッグの
開発秘話を聞いた。
 自分が乗っているオートバイに装着できるタンクバッグが無い。それが開発のきっかけでした。
そもそも自分のバッグスタイルは、デイパックやショルダーバッグの斜め掛けが中心で、
タンクバッグは好きじゃありません。その理由は、オートバイのスタイルを損ねてしまうから。  
でもここ最近は、デジタルカメラやMP3プレーヤー、それに二輪用ポータブルNAVIが次々にリリースされ、
自分もそれらの使用頻度が高くなってきた。ライディング時にそれらを機能的に収納し、
使いたいときにサッと取り出すのにタンクバッグが一番適していたんです。
 とくにNAVIの便利さを知ってからは、ツーリングはもちろん、打ち合わせなどで都内を
移動するときも欠かせないツールになったにもかかわらず、どうしても車体には装着したくなかった。
でもタンクバッグに収納すれば車体の雰囲気を崩すこともないし、オートバイから離れるときは
バッグごと持ち歩けるので盗難の心配もない、と考えたんです。
 ただ、タンクバッグ然としたモノは持ちたくなかった。というか、タンクバッグはオートバイから
離れると使いづらいんです。だから発想を変えました。
 普通のバッグをタンクに付けられるようにしよう、と。
多彩な機能拡張性とそれを感じさせない外観
 カタチはスクエアなA4サイズを採用しました。 A4書類を収めたかったのはもちろんですが、
愛車の小さなタンクにはこのサイズが限界だったんです。ただ、小さくても機能的には
しっかりと作り込むことができた。満足しています。
 とくにNAVIポケットは、バイザーを閉じれば普通のポケットに見え、その中にポータブルNAVIが
入っているなんて思わない。もちろんNAVIを入れないときにはポケットとしても活用できます。
多彩な機能拡張性を持っているのに、外観上はそれを感じさせないのです。
それが、自分が目指していたカタチでした。
 それと、この2つのタンクバッグはサイド面に内芯を入れていません。収納物によって厚さを
変化させられる方が機能的だし、PCバッグでもない限り普通のバッグに内芯は使いませんから。
サイド面に内芯を採用しない方が普通のバッグに見えるんです。
 もちろんタンクにしっかりと装着できないとタンクバッグとして成立しないので、
そこもしっかり考えました。強力なネオジム磁石をバッグ底面四隅に配置したのもそのためです。
トップカバーを裏返して使う新しいマップケースの誕生
 リバーシブルバッグの構造を考えているときは楽しかったですよ。
デジタル機器を収めるNAVI inバッグに対して、マップケースはアナログ。
収めるアイテムは正反対でしたが、考え方は同じ。納得のいくモノが作れました。
トップ面のデザインを変えることで、2つのタンクバッグを差別化することもできました。
 
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